ケガに耐え五輪切符 松阪出身の土性 2連覇へ意欲みなぎる 三重

【東京五輪レスリング女子68キロ級代表に内定した土性選手】

8日の東京五輪のレスリング女子68キロ級の日本代表プレーオフで、三重県松阪市出身の土性沙羅が勝利して、69キロ級で優勝したリオデジャネイロ五輪に続く2大会連続の五輪出場を決めた。

対戦相手は、静岡県出身で日体大2年の森川美和。昨年12月の全日本選手権(天皇杯)覇者だ。昨年暮れ、準決勝で2―9で敗れた相手に「挑戦者の気持ち」で臨んだ第1ピリオドに1点を先制。第2ピリオドでは、タックルに入った相手をつぶしてバックに回り2点を加えた。

試合終了まで残り1分ほどで、森川の鋭いタックルで押し出されたが、1点の失点にとどめた。同じ至学館大OGで、リオ五輪金メダルの登坂絵莉らがセコンドに入っており、試合後は涙を流した登坂らと喜びを分かち合った。

前回大会の後ケガに苦しんだ。リオ五輪でのコンディションが10とすれば「今は半分くらい」。特に肩の痛みは継続し武器のタックルに入ろうとしても「かばってしまう部分もある」。

それでも「人生かけるつもりで挑んで」つかんだ五輪切符。目標の五輪2連覇に向け、強化したいところを問われて「パワー、スタミナ、技術面など全部。体力はついてきたと思うので技術的に攻めきれないところを強化していきたい」と話す力強い眼差しに、意欲がみなぎっていた。