かき出荷落ち込む 志摩市、職員に購入呼び掛け 養殖業者を支援 三重

【消費支援を目指す鳥羽磯部漁協的矢支所の養殖かき(志摩市提供)】

【志摩】新型コロナウイルス感染症拡大の影響で出荷が落ち込むかき養殖業者を支援しようと、三重県志摩市は5日、志摩建設事業協同組合(19事業者)と県建設業協会志摩支部(23事業者)に所属する事業所の職員らに購入を呼び掛ける取り組みを始めた。「地域で支え合うまちづくりを推進したい」とし、一般にも購入も呼び掛ける。

「的矢かき」で知られる鳥羽磯部漁協的矢支所によると、例年はむき身で約15トン、殻付で約20万個を出荷しているが、昨年は海水温が上昇した影響などにより、生産の約8割がへい死した。

昨年11―12月のシーズン出荷量は例年の6―7割に落ち込んだが、2月に入って落ち着いた。一方、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、宿泊業者や飲食店からの注文が減少しているという。

こうした状況を受け、市は2団体の協力を得てかきの購入を促すことにした。市職員や2団体に所属している事業所の職員らに購入を呼び掛ける。支所は週明けにもホームページを立ち上げて注文を募る。

市水産課の担当者は「できる限り地域の食材を購入してもらえるよう啓発したい」とし、同支所浄化場上長の田野上俊介さん(44)は「販売や宣伝は慣れていないので、すごく助かる」と話していた。

むき身は1キロ4千円、500グラム2100円、殻付は1個150円。箱入りのセットも、量に応じて4200円―7600円で販売する。問い合わせは同支所=電話0596(57)2016=へ。