宣長の研究内容を紹介 松阪の記念館 10日から初の企画展 三重

【本居宣長の「古事記伝」44冊(本居宣長記念館提供)】

【松阪】本居宣長記念館は10日から、三重県松阪市殿町の同館で春の企画展「古事記と日本書紀―注釈って、なぁに?―」を始める。会期は6月7日まで。

宣長が35年の歳月をかけて完成させた注釈書「古事記伝」44冊を中心に宣長の研究内容を紹介する。国重要文化財43点を含む79種161点を出品。

注釈書「日本書紀通証」35巻を執筆した21歳年上の津の谷川士清に宛てた長文の書簡も展示。士清から古事記伝の借用を請われ、びっくりしつつ、中途半端なものを見せられないと長々弁明するが、熱意に負けて貸す内容となっている。

同館は「士清は国語辞典の先駆けともいえる『倭訓栞』93巻も執筆した。歩くデータベースのような士清との交流も、宣長の注釈作成を助ける要素となっていく」と解説している。

展示説明会を5月16日午前11時に開く。無料。

入館料は大人400円、大学生300円、小学四年―高校生200円。