免許更新時の対策強化を 新型ウイルス巡り意見続出 三重県議会総括質疑

【新型コロナウイルスに関する質問が相次いだ予算決算常任委の総括質疑=三重県議会議事堂で】

三重県議会予算決算常任委員会(小林正人委員長、50人)は6日、令和2年度当初予算案などに対する総括質疑があり、感染が広がる新型コロナウイルスの対応に関する質問が相次いだ。多くの県民が訪れる運転免許センターに対策の強化を求める声が上がったほか、来年の三重とこわか国体・とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)でも、感染症に備えた対応の検討を求めた。

三谷哲央委員(新政みえ、7期、桑名市・桑名郡)は鈴木英敬知事が呼び掛けた不要不急の海外渡航自粛に「一定理解できるが、世間から見て不要不急でも、人生にとって極めて大事な旅行もある」と述べた。

これに対し、鈴木知事は「呼び掛けの全文を読んでもらうと分かるが、海外渡航をした場合や海外渡航をした後の対応についても求めている。一部だけ切り取られると、心外なところもある」などと述べた。

また、三谷委員は三重とこわか国体・とこわか大会の対応について「その頃まで感染が続いているとは思わないが、新たな感染症の発生に備えて危機管理のスキームを設けておく必要がある」と述べた。

辻日出夫国体・全国障害者スポーツ大会局長は、茨城県での全国障害者スポーツ大会が台風で中止されたことを取り上げて「天候への対応に加え、感染症についても大きな課題として検討したい」と述べた。

山本佐知子委員(自民党県議団、1期、桑名市・桑名郡)は「行事の中止が相次いでも、行かなければならないのが運転免許センター。お年寄りや子連れの人は感染の状況がなくても不安だと思う」と述べた。

岡素彦県警本部長は「国が更新の特例を検討している」と紹介する一方で「多くの人は免許が必要。記載台やペン、検査機器などを消毒し、換気もしている。来場者にも消毒を呼び掛けている」と述べた。

舘直人委員(草莽、5期、三重郡)は「県民の不安を取り除き、デマによる混乱を招かないようにすることが重要。何より県民の命と暮らしを守ること」とし、経営支援策の周知に努めるよう求めた。

鈴木知事は「おっしゃるとおり。分からないから怖いという声が多く、不安が不安を呼ぶ事態を避けなければならない。一つ一つの不安に向き合う。支援策がしっかり届くよう努める」と返答した。