三重県 東日本大震災、9周年追悼式を中止 避難者が辞退

【ぶら下がり会見に臨む鈴木知事=三重県庁で】

三重県は4日、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、11日に県庁講堂で開催を予定していた東日本大震災の9周年追悼式を中止すると発表した。当日は庁内放送を流し、県職員らが黙とうをささげる。

震災翌年の平成24年から開催。震災の犠牲者がいない県としては唯一、追悼式を開き、県内の避難者も出席していた。規模の縮小を検討したが、参加を辞退する避難者が出たことなどから中止を決めた。

式典の中止に伴い、県庁1階の県民ホールで2日から開催中の東日本大震災の復興を応援するポスター展の期間を延長。当初は展示期間を13日までとしていたが、19日までに変更した。

鈴木英敬知事はぶら下がり会見で「避難者の思いに寄り添って判断した。東日本大震災の教訓を風化させてはならないので、黙とうをささげ、ポスター展の延長などで取り組みたい」と述べた。

県によると、2月29日時点で116世帯の353人が被災地から県内に避難している。