
【伊勢】伊勢市二見町江の水族館「伊勢シーパラダイス」で、昨年6月28日に誕生したカリフォルニアアシカ(雄)の名前が「日向(ひなた)」に決まった。
仮死状態で生まれた日向は、飼育員らの懸命な救急蘇生で一命をとりとめ、人工保育によって順調に成長している。父親は「アマナツ」、母親は「チナツ」。
名前は昨年12月21日―今年1月31日まで募集し、全国から集まった801通の中から6つの候補を選考。2月8ー28日までインターネットによる投票を受け付け、最も投票数の多かった「日向」に決定した。
名付け親は京都市の会社員、山本真さん(27)で、「スタッフや来館者から温かく愛され太陽のようにビッグな男の子になるように」という願いが込められているという。
広報担当の岩山慎さん(36)は「すてきな名前を付けてもらったので、多くの人に愛される人気者に育ってほしい」と話していた。
同館は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、15日まで休館。営業再開は16日を予定している。