伊勢 「厄除け、新型肺炎収束祈願」 松尾観音寺で「初午大祭」始まる 三重

【厄除けを祈願する参拝者ら=伊勢市楠部町の松尾観音寺で】

【伊勢】三重県伊勢市楠部町の松尾観音寺で3日、厄除けを祈願する「初午(はつうま)大祭」が始まった。厄年の人や家族連れらが一年の無事を願い、参拝に訪れた。4日まで。

古くから厄除け観音として知られ、3月最初の午の日に合わせて開かれる大祭には、毎年大勢が訪れる。この日も、参拝者が境内で線香の煙を浴びて身を清めたり、本堂で祈祷を受け厄除け祈願した。厄を落とす風習として、境内に置かれた箱の中にハンカチを入れる姿も見られた。

今年は新型コロナウィルスの感染拡大を受け、感染防止対策としてひしゃくを使う手水を中止。本堂内の参拝は祈祷者に限り、ほかの参拝者には本堂前に臨時の賽銭箱を設けるなどした。予定していた太鼓奉納演奏も中止した。

木造隆誠住職は「古くから疫病がまん延すると、人々は寺で祈った。寺としての役割を果たし、事態が少しでも早く収束するよう願いたい」と話した。4日正午から、市内外の僧侶10人が集まり読経をあげ、コロナウィルス退散と病平癒を祈願するという。