「簡潔、明快な答弁を」 三重県議会議運、県当局に申し入れ

【執行部に「簡潔、明快な答弁」を申し入れた議会運営委員会=三重県議会議事堂で】

三重県議会の議会運営委員会は3日、県執行部に一般質問の答弁を「簡潔で明快」にするよう申し入れた。稲森稔尚議員(草の根運動いが、2期、伊賀市選出)の一般質問で、執行部側の答弁が長引いたことを受けた対応。県は「周知と徹底をしたい」としている。

問題を巡っては、稲森議員が先月27日の一般質問で、県の観光PR動画が広告配信だったことを「県民にどう説明するのか」と尋ねたが、河口瑞子観光局長の答弁が長引いて持ち時間が終了。稲森議員は「質問に答えていない」とし、議運に対応を求めた。

この日の議運で、服部富男委員長は、複数の議員から「答弁の前置きが長い」「的を射ていない」などと指摘が寄せられたとした上で「執行部に簡潔で明快な回答を申し入れる」と説明。稲垣清文副知事は「心掛けるよう、周知と徹底をする」と返答した。

一方、三谷哲央議員(新政みえ、7期、桑名市・桑名郡)が求めた河口局長の再答弁について、服部委員長は「答弁だけの場を設けるのは困難だ」として退けた。稲森議員が一般質問で「議事進行」と述べて中断を求めたことにも「議長に裁量がある」とした。

中森博文議員(自民党県議団、5期、名張市)は「議員と執行部は議長の発言に重きを置き、真摯に受け取ることが重要」と指摘。稲森議員は「議長の発言を優先するのは当然だが、たった一人でも議事進行に異を唱えることが留保されているはず」と述べた。