被害女性装い遺書めいたメール 川越町の殺人事件 女性のスマホで送信 三重

交際相手の同僚女性を川に突き落とし、殺害したとして、殺人の疑いで逮捕された三重県朝日町向陽台一丁目、会社員加藤淳也容疑者(42)が女性のスマートフォンから無料通信アプリ「LINE」を使い、女性の母親に遺書めいた長文を送信していたことが捜査関係者への取材で分かった。県警は自殺を装ったとみている。津地検は2日、加藤容疑者を殺人の罪で起訴した。

起訴状によると、加藤被告は先月7日夜、桑名市付近から川越町付近の員弁川に架かる橋で、同市和泉の会社員宇田仁美さん(29)の首元を左腕で押さえつけながら背中を橋の欄干に押しつけ、右腕で足を持ち上げて川に落下させ、溺死させたとしている。

捜査関係者によると、加藤被告は宇田さんの首を右手で絞めて気絶させた後、宇田さんの車を運転し、現場周辺まで来た。宇田さんの母親宛に送ったLINEの長文には家族に関することなど、いろいろな悩みが盛り込まれていたという。

近くの火力発電所の作業所員が8日午前11時ごろ、海に浮いている宇田さんの遺体を発見。加藤被告は既婚者だが、宇田さんの交際相手として浮上し、県警は任意で事情を聞いていた。10日になり、加藤被告が四日市北署に「人を殺しました」と自首。県警の調べに対し「(宇田さんを)橋の上から落とした」と述べているという。