「難局脱し、安心取り戻す」 新型ウイルス対策、三重県知事が決意

【本会議の冒頭で発言する鈴木知事=三重県議会議事堂で】

鈴木英敬三重県知事は2日の2月定例月会議本会議の冒頭で発言を求め、感染が広がる新型コロナウイルスについて「この難局から脱し、安心して暮らせる日常を取り戻せるようにする」と決意を述べた。県立学校の臨時休校は「学校で感染が拡大すれば地域に与える影響が極めて大きい」として理解を求めたほか、真偽不明な情報には留意するよう呼び掛けた。

鈴木知事は「置かれている状況が違えば、不安や不満を感じる点も異なるのは当然。初めての感染症が拡大する最中だからこそ、県民の気持ちと向き合い、あらゆる手立てを尽くす」と述べた。

その上で「誰かを感情的に批判しても新型コロナウイルスがなくなることはない。関係者が一致団結して全力を尽くすことが何より重要。自分や大切な人の命を守るため、力を貸してください」と呼び掛けた。

県内ほとんどの小中学校と高校が実施する臨時休校については「子どもの命と健康を守り抜く強い決意。学校で感染が拡大すれば地域に与える影響が極めて大きい。政府からの通知も踏まえた」と説明した。

その上で「十分な準備期間がなかったことから、不安を感じる児童生徒や保護者もいると思うが、教職員はこれまで通り登校する。不安や困りごとがあれば遠慮なく相談してほしい」と呼び掛けた。

臨時休校に伴って保育を必要とする子どもの保護者への配慮を経済団体を通じて企業に求め、児童らを受け入れる放課後児童クラブには昼間も開所するよう体制整備を要請したことも明らかにした。

「不安が不安を呼ぶと社会が混乱する。個人情報に配慮しつつ、情報を公表する」と説明。トイレットペーパーの買い占めを例示して「真偽不明な情報に対する反応や拡散に留意してほしい」と呼び掛けた。

また、資金繰りが悪化した企業への迅速な融資に向けて「リフレッシュ資金」の要件を緩和したと説明。突発的な災害などに対応した「セーフティネット保証四号」に基づく融資の取扱いも始めたと説明した。