知人女性5人にわいせつ行為 桑名署警部 停職3カ月、2階級降格

酒に酔って20―30代の知人女性5人に無理やりキスをするなどのわいせつな行為をしたとして、県警は28日、桑名署刑事二課長の男性警部(37)を停職3カ月の懲戒処分にすると発表した。男性警部は巡査部長への2階級降任を申し出て同日付で受理された。監察の調べに、行為を認めている。一方、県警は被害女性がいずれも刑事処分を望んでいないとして、強制わいせつ容疑での書類送検は見送る方針。

監察などによると、男性警部は先月下旬夜、桑名市の居酒屋であった住民との懇親会に同僚らと出席。帰りの車内で同僚を待つ間、後部座席で隣の女性に抱きつき、唇や首筋にキスをした。助手席に男性警部補がいたが、眠っていて気付かなかったという。

女性が監察に被害を訴えて発覚。男性警部は昨年8月―11月にも市内の飲食店などで別の知人女性4人に酔って抱きつき、キスをするなどしていたことが監察の調べで判明。県警は女性らが被害届を出さず、刑事処分を望んでいないことから立件は見送った。

男性警部は平成30年から桑名署で勤務し、捜査を担当。今月7日から自主謹慎し、警務課付けとなっている。「酒に酔い、近くにいる女性に抱きついてしまった。不快な思いをさせて申し訳ない」と話しているという。

杉本幸孝首席監察官は「県民からの信頼を損ねるもので誠に遺憾。全職員に職務倫理と服務に関する指導を再徹底し、規律保持に万全を期して再発防止に努める」と話した。