シリア難民の生活を撮影 写真家の小松由佳さんが津で企画展

【作品を紹介する小松さん=津市栄町の「VOLVOX」で】

【津】津市栄町のギャラリーVOLVOX(油田陽一朗代表)は28日、同所で写真家の小松由佳さん(37)の作品を紹介する企画展「シリア難民の肖像」を開いた。内戦のシリアからトルコ南部に逃れ生活する家族らを撮影したこの2年の写真40点を展示している。3月8日まで。午前11時―午後7時。入場無料。

小松さんはシリアで人と自然が共生する姿を撮影する中で内戦により人々の暮らしが激変する姿を目の当たりにし彼らの日常を取材するようになった。年に1、2カ月シリア難民が生活する場に出向いており油田代表が活動を支援する縁で本展が実現した。

空爆で自宅を失いながら授かった新たな命を大切に育てる家族、医療が受けられず障害を負った息子を抱く母親、積み上げたテントや自転車などさまざまな日常を丁寧に撮影している。

小松さんは「シリア問題は私たちが生きている世界にある。同じ時代の一人として知ってもらいたい」と話す。鈴鹿市高岡町の椎山美香さん(34)は「自分に置き換えたらと思うと胸が詰まる。日本人として何ができるか考えたい」と感想を述べた。