和具浦の「塩蔵ワカメ」初競り 水産エコラベル認証、通常の2倍の値

【水産エコラベルの塩蔵ワカメを見る入札参加者ら=松阪市中央町の三重漁連のり流通センターで】

【松阪】水産エコラベルの認証を取得した鳥羽磯部漁協(永富洋一組合長)の和具浦産「塩蔵ワカメ」の初競りが28日、松阪市中央町の三重漁連のり流通センターであった。通常の2倍近くの値で落札された。

同ラベルは生態系や資源の持続性に配慮した方法で漁獲、養殖された水産物に与えられる。世界に少なくとも140の認証組織があるうち、国際標準に沿った最高ランクの認証としてマリン・エコラベル・ジャパン協議会(東京都港区)が運営する。

同支所のワカメ養殖は昨年160トンを出荷し、県全体の半分を占める。昨年7月26日に塩蔵ワカメについて養殖と流通加工の認証を取得し、ワカメの認証取得は世界初となった。42の養殖業者のうち38業者がエコラベルに取り組んでいる。収穫は4月まで続く。

入札参加者は見付け場で品質を見定め入札に臨んだ。みえぎょれん販売が1キロ2309円で落札した。同支所のエコラベルでない塩蔵ワカメは同1371円で、それと比べ倍近い値を付けた。

認証があると東京五輪・パラリンピックの食材調達基準を満たすため、選手村での食材採用を働き掛けるとともに、新ブランドとしてPRしていく。

同漁協の佐藤力生監事は「売り方を工夫していく。自分たちの収入の安定にもなる」と期待していた。