外国人留学生伊勢を学ぶ 世界に伊勢の魅力発信市と皇大

【神職の装束を着て神道の参拝作法を学ぶ留学生ら=伊勢市の皇學館大学で】

【伊勢】欧米などの学生らに伊勢や日本の文化に触れてもらう短期留学事業「伊勢と日本スタディプログラム」が、伊勢市内を中心に実施されている。10カ国12人の大学院生らが参加し、約3週間の日程で講義や体験学習に取り組み、伊勢の歴史文化や神道について学ぶ。

留学事業は、伊勢の魅力を世界にPRし知名度を上げようと、市と皇學館大学(同市)が平成25年度から共同で取り組んでいる。日本について研究している大学院生らに参加を募り、書類選考を経て米国やドイツ、ポーランドなどの12人が参加。学生たちは、伊勢神宮や歴史スポットを訪れたり伝統文化を学び、SNS(会員制交流サイト)などを通じて伊勢の情報を発信する。

27日は、皇學館大で神道の祭式作法を学ぶ体験講座があった。同大神道学科の学生らが、祝詞奏上や拝礼など祭式の一連を解説した後、留学生らが神職の装束を着て神職の参拝作法を教わった。「胸の高さで手を合わせる」「腰を90度に曲げる」などと手ほどきを受け、二拝二拍手一拝の所作を実践した。

米国出身で九州大院生のアレクサンダー・エバンズさん(28)は「伊勢は自然が豊か。神宮は美しく神聖な雰囲気だった。門前町の研究をしているので、経験を学びに役立てたい」と話した。