「伊勢志摩産サザエの水煮」発売へ 志摩市と国分グループ共同開発 三重

【共同開発の缶詰商品を手にする(左から)高橋部長と竹内市長=志摩市役所で】

【志摩】三重県志摩市と食品卸業大手「国分グループ本社(東京都中央区)」は、志摩産のサザエを使った缶詰商品「K&K缶つまシリーズ伊勢志摩産サザエ水煮」を共同開発した。3月4日から土産物店やインターネットなどを通じて全国で販売を開始する。

同シリーズは「お酒に合う缶詰」をコンセプトにこれまで約70種類以上を販売。中には松阪牛を扱った商品など5千円を超える高額商品もある。3月に発売10周年を迎えることを記念して、志摩の海女が採取したサザエを赤穂の塩で味付けし、製品化した。55グラム入り2500円(税抜き)で4千個を販売する。

志摩市では例年県内全体の4―5割に当たる200―250トンのサザエを漁獲している一方、市場では価格が低迷。こうした背景から新たな販路拡大の取り組みとして、同じ三重県の松阪市出身の國分勘兵衛氏を前身の創設者とする同社に共同開発を提案した。

同社マーケティング開発部の高橋典裕部長は「素材と製法にこだわり、食感を楽しんでもらいたい。ブランド価値向上の一助になれば」と呼びかける。

竹内千尋市長は「商品化をうれしく思う。需要を増やし海女の収入向上につなげていければ」と話した。