
共産党三重県委員会は27日、大嶽隆司委員長の再任などを盛り込んだ新体制を発表した。大嶽委員長は平成16年2月以来、13回連続の就任。24日に津市内で開いた県党会議で決定した。任期は1年。
県委員会によると、上村邦雄書記長の後任には、旧芸濃町議で選対部長を務めた水上光二氏が就いた。副委員長は岡野恵美元県議が再任し、山本里香県議が新任。萩原量吉元県議は委員を退いたという。
24日の県党会議では「次期衆院選での野党共闘勝利」を1年間の目標に決定。「国民の苦難解決という立党精神で、山積する課題や要求の実現に向けて市民と運動する」と定めた方針も決めた。
大嶽委員長は記者会見で「16年にわたって委員長を務めているが、他の野党と連携して戦うようになるなど、共産党を取り巻く環境は大きく変わった。時代に合った県委員会の改革を進める」と述べた。