志摩市 新年度当初予算案 一般会計253億円 真珠養殖支援など新規 三重

【当初予算案について説明する竹内市長=志摩市役所で】

【志摩】三重県志摩市は26日、令和2年度当初予算案を発表した。一般会計は対前年度比0・7%(1億6530万円)増の253億7963万円で合併以降としては過去5番目の規模。竹内千尋市長は「地域力向上を図り、持続可能な取り組みに向けた思いを込めた」と述べた。27日開会の市議会3月定例会に提出する。

歳入は、市税が対前年度比1・4%(7864万円)減の57億2091万円。地方交付税が0・8%(7400万円)増の93億8900万円。市債発行は36%(7億7890万円)減の13億8460万円。2年度末の市債残高は247億397万円となる見通し。真珠製品を再開したふるさと納税の寄付金額は528・8%(5億5千万円)増の6億5400万円となった。

歳出は、4月からの会計年度任用職員制度導入に伴い人件費が19・2%(8億2723万円)増の51億4471万円。義務的経費総額としては、図書館大規模改修事業や東海中学校屋内運動場大規模改造事業などハード事業の完了に伴い全体で43・5%(7億4604万円)減の10億1043万円となった。

新規事業ではアコヤガイの大量死問題に絡み、養殖業者の資金調達に伴う金利負担や母貝の生産事業化に向けた実証実験の費用を盛り込んだ「真珠養殖経営安定化支援事業」に2390万円を計上。養殖カキのへい死対策で生産安定化に向けた「カキ生産性工場事業補助金」として388万円を計上した。

また県内では初めて、補助学習費用負担の大きい中学3年生を対象に学校給食費を全額無償化。必要経費1480万円を新規予算として盛り込んだ。

このほか主な新規事業は次の通り。

「高齢者安全運転支援事業」ブレーキ踏み間違い時の加速抑制装置搭載の新車購入などの補助=780万円▽「浜島幼保園屋上避難階段設置事業」津波浸水被害を想定して建物屋上までの避難階段を設置=158万円▽「志摩幼保園高台移転事業」津波浸水被害を想定して志摩幼保園園舎の高台移転に向けた用地測量など=490万円支援センター設置事業費やサポート助成など=1034万円▽「子育て世代包括支援センター事業」妊娠期から子育て期までの支援体制構築に向けた母子保健型の▽「会議録作成支援システム導入事業」会議録作成時にAI(人工知能)技術を取り入れた音声認識システムを導入=116万円―。