「武四郎まつり」にぎわう 4月開館ウポポイPR

【アイヌ古式舞踊を披露する旭川チカップニ・アイヌ民族文化保存会=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】武四郎まつり実行委員会と松阪市は23日、松阪市小野江町の松浦武四郎記念館・誕生地で北海道の名付け親として知られる同所出身の松浦武四郎(1818―88年)をたたえる第25回「武四郎まつり」を開いた。

武四郎は幕末、アイヌの協力を得ながら蝦夷地を探査し、詳細な地図と調査記録を残すとともにアイヌに対する和人の虐待を告発。明治政府の役人としてアイヌ語に基づく地名を上申した。

開会式で内閣官房アイヌ総合政策室の刀禰俊哉室長が4月24日に北海道白老町に開館する国立アイヌ民族博物館を含む民族共生象徴空間「ウポポイ」をPR。「ウポポイはアイヌ語で大勢で歌うこと。アイヌ文化復興の拠点。100万人の年間来場者を目指す」とアピールした。

舞台では旭川チカップニ・アイヌ民族文化保存会が「チカップニは鳥のいつもいる場所の意味」と説明し、口琴や鶴の踊りを披露。来場者と一緒に輪踊りを楽しんだ。

また、松阪市の地域活性化団体「光れ街道 夢おこしの会」と、津市の「美里ふるさと愛好会」が、和服姿の武四郎像をお披露目した。高さ約180センチ、台座を含め重さ約50キロ。鉄パイプを骨組みにして発泡スチロールを削って作った。東京オリンピック・パラリンピックにちなみ聖火リレーのトーチを持っている。白老町にプレゼントするという。

【武四郎まつりでお披露目した聖火トーチを持つ松浦武四郎像=松阪市小野江町で】