<新天地へ、県内高校生アスリートの進路>陸上円盤投げの三井、鴨澤

【左から三井康平(稲生高)と鴨澤青海(宇治山田商高)】

陸上競技の円盤投げで昨年、日本一に輝いた高校生2人が関東の大学に進学して競技を続ける。昨年8月、沖縄で開催の全国高校総体(インターハイ)で優勝した三井康平=稲生高=は国士舘大、10月に広島で開催のU20日本選手権を制した鴨澤青海=宇治山田商高=は東海大に進む。中、高校時代とライバル関係で、高3のインターハイは1、2位を分け合った。大学でも競い合い頂点を目指す。


男子円盤投げで志摩・文岡中時代から県内の同世代選手たちをけん引してきたのが鴨澤だ。中3で出場したジュニアオリンピック大会で準優勝。三重が会場の2018年インターハイでは高2ながら県勢最高の3位入賞を果たした。

研究熱心な姿勢でも周囲から一目置かれている。三井も「技術練習に費やす時間が長い」。進学先も指導陣の顔ぶれを見て決めたという。

昨年8月の高校最後のインターハイは三井に一歩及ばす2位で終えたが2カ月後のU20日本選手権で大学生に混じって51メートル78で念願の全国制覇を遂げた。「ずいぶん2位が多かった」こともあって「高校最後で1位になれたことは良かった」。新天地でも「日本一を目指す」と力を込める。


高校3年間で三井の一番印象に残る試合が3年夏のインターハイ優勝だ。決勝の1投目でベスト記録50メートル23をマークして一躍首位に。6投目で50メートル23を出した鴨澤にベスト記録で並ばれたがセカンド記録で上回った。直後には日韓中ジュニア競技会の日本代表にも選ばれ「人生が変わるきっかけになった」。

身長185センチの恵まれた体格。遠心力を効かせた投げが最大の持ち味だ。高校入学後ケガにも苦しんだが、陸上競技部顧問の南幸裕教諭ら周囲の支えや鴨澤ら身近なライバルの存在を励みに練習を続けた。卒業後は南教諭の母校に進学。将来の夢は日本代表だが「南先生の分まで」、まずは関東インカレでの活躍を目指す。


春は旅立ちの季節。卒業後、環境を一新して競技を続ける県内の高校生アスリートを紹介します。