生徒の胸ぐらつかみ訓告 県立高40代実習助手 基準拡大後初の公表 三重

生徒の胸ぐらをつかむなどの体罰をしたとして、三重県教委は21日、県立高校の40代実習助手を文書訓告としたと発表した。県教委が昨年12月に処分の公表基準を拡大してから初の公表となる。

県教委によると、実習助手は昨年5月21日、職員室で1年の生徒の胸ぐらをつかんで押した。前日、この生徒に対して補習に残るよう指導したが、従わなかったことから職員室に呼び出していた。

昨年11月、県教委事務局に体罰を知らせる匿名の電子メールが寄せられたことをきっかけに発覚。職員室には当時、2人のほかに複数の教職員がいたが、体罰の目撃者はいなかったという。

実習助手は県教委の聞き取りに対して「職員室の隣にある小部屋に生徒を連れて行くため、胸ぐらをつかんだ」と説明。「生徒をはじめ、保護者にも迷惑をかけ、大変反省している」と話したという。

県教委は昨年12月、教職員による不祥事の公表基準を改定。これまでは懲戒処分に限っていたが、体罰など「児童や生徒の生活に支障がある事案」は懲戒に至らない処分も公表すると決めていた。

また、県立高校の入学料や転入の選抜手数料を誤った金額で徴収していた問題で、県教委は21日、管理監督責任として、県教委事務局の次長や課長、校長ら20人を厳重注意にしたと発表した。