てんかん隠し運転、書類送検 紀勢道バス事故元社員 三重

平成30年11月、三重県紀北町の紀勢自動車道で、観光バスがトンネルの側壁に衝突して乗客がけがをした事故で、県警高速隊は21日、会社にてんかんを隠してバスを運転したとして、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、静岡県袋井市、バス運行会社元社員の男性(47)を津地検に書類送検した。

送検容疑は30年11月15日午前10時半ごろ、同町便ノ山の紀勢自動車道下りの高丸山トンネルで観光バスを運転中に意識を失って側壁に衝突し、乗客の50代女性の首などに重傷を負わせた疑い。

県警によると、事故後の精密検査で男性がてんかんを患っていることが判明。事故の約1年前にもてんかんの疑いで医療機関を受診し、医師に精密検査を勧められていたという。

男性は容疑を認め、「てんかんの精密検査を受けると会社に報告しなければならず、仕事が減るのが怖かった」という趣旨の供述をしたという。男性は昨年9月、同社を依願退職した。