伊賀市 新年度当初予算案、一般会計425億9000万円 芭蕉翁生家の改修など 三重

【伊賀】三重県伊賀市は19日、令和2年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比4・7%減の425億9千万円。小学校給食センターの整備など大型建設事業が終わったため、2年連続で減少した。令和3年度まで市が発行できる合併特例債は、2年度末で限度額の約466億円をほとんど使い切る見通し。26日開会の市議会3月定例会に提出する。

市街地の活性化に向けて同市上野丸之内の成瀬平馬家屋敷跡に忍者体験施設を整備するため、測量や発掘調査などの委託料1900万円を計上。同市上野赤坂町の芭蕉翁生家の改修費6600万円も盛り込んだ。

地域コミュニティーを醸成するため、「地域絆づくり補助金」を創設。複数の住民自治協議会が共同で実施するイベントや防災訓練などの事業費を補助する。新年度は960万円を計上している。

歳入では人口減少で市民税などの減少を見込み、市税は0・9%減の147億3千万円。昨年10月に消費税率が引き上げられたことから、地方消費税交付金は13・4%増の20億1千万円を見込む。

歳出では、会計年度任用職員の導入や退職予定者の増加に伴い、人件費は10・4%増の97億7千万円で、全体の2割を占める。扶助費と公債費を含めた義務的経費は3・3%増の231億円となる。

投資的経費は、中学校施設の改修や汚泥再生処理センターの建設などで30億9千万円に上る。小学校給食センターなどの大型建設事業が一段落したため前年度と比べて38・7%減と大幅に縮小した。

各事業の予算額に対する財源不足を補うため、市の貯金である基金を18億3千万円取り崩す。財政調整基金や市ふるさと応援基金などに6億円を積み立て、2年度末の基金残高は137億円となる見込み。