「県民の声」を共有 三重県幹部ら、苦情や意見20件

【県のホームページに表示された「想定問答」のタイトル】

三重県幹部らは19日の政策会議で、電子メールや電話などで寄せられた「県民の声」を共有した。電話の保留中に「面倒そうなやりとり」を聞かされたとの苦情や「脱炭素宣言」の責任に関する質問が上がった。

県によると、この日は昨年12月―今年1月までの間で県民に回答した分を共有。寄せられた20件のうち、提案と意見が14件、苦情は3件、要望が1件、照会が1件、激励と賛同が1件だった。

苦情のうち1件は「管財課の職員が担当者に電話を回す間に保留せず、面倒そうにやりとりをするのが筒抜けで不快だった」とする内容。「保留にするのが常識。あり得ないと思う」などと指摘した。

管財課は「どの案件か特定できなかった」としつつも「不快な思いをさせて大変申し訳ない。かねてより接遇対応や電話マナーの向上に取り組んでいるが、あらためて徹底する」との回答を公表した。

また、県が昨年12月に発表した「脱炭素宣言」に対して「どう対策をするのか明確にしてほしい。達成できなかった時に、誰がどのような責任をとるのか」といった意見が電子メールで寄せられた。

これに対し、地球温暖化対策課は「県民や事業者、有識者らの意見を踏まえ、しっかりと検討する。地球温暖化防止は責任論ではなく、是が非でも目標達成しなければならない」などと返答した。

このほか「私の子どもが通う県立高校ではクラブ活動が盛んで、教科の成績よりもクラブの結果が優先されている」との指摘や「もう少し部活動の日数を制限すべきだと思う」とする提案もった。

 

■記者席 ― 政策会議に「想定問答」?■
○…新型コロナウイルスの感染拡大や働き方改革に伴い、話題となっているのが「在宅勤務」。「現場第一主義」を掲げる記者でも少しは導入の余地があるのではと考え、試みた。

○…この日、県庁で開かれた政策会議は幸いにもインターネットで中継され、資料も県のホームページから入手できる。資料を閲覧しようと、自宅でクリック―。その瞬間だった。

○…表示されたファイルの題名に「想定問答」と書かれているではないか。「政策会議に想定問答があったのか」と驚いて資料を確認したが、そのような記述は見当たらなかった。

○…担当者は「別のファイル名が反映されてしまった」として想定問答の存在を否定したが、結局は記者も慌てて〝出社〟することに。やはり、この仕事で「在宅勤務」は難しい。