実習生男性、刺され死亡 四日市の塗装会社 ミャンマー人の男逃走か 三重

【エイ・テツ・ジョーさんの遺体が見つかった塗装会社の食堂を調べる捜査員=四日市市東富田町で】

【四日市】17日午前7時25分ごろ、三重県四日市市東富田町、広和塗装の社員食堂で、ミャンマー国籍の同社塗装見習いエイ・テツ・ジョーさん(25)=同市富田一色町=が血を流してあおむけに倒れているのを上司が見つけ、社長を介して一一〇番した。ジョーさんの背中には刺し傷が1カ所あり、県警は殺人事件と断定。遺体を司法解剖し、死因や死亡日時を調べると共に、同日朝から所在が分からなくなっている同僚のミャンマー国籍の男がジョーさんを刺した可能性があるとみて行方を追っている。

捜査関係者によると、凶器とみられる刃物が見つかっておらず、県警は男が刃物を持って逃走した可能性もあるとみて注意を呼び掛けている。男は20歳代で身長約170センチのがっちり型。16日午後6時20分ごろ、近鉄富田駅の名古屋方面のホームによく似た男がいたことが駅の防犯カメラで確認されており、県警は県外に移動した可能性もあるとみている。

関係者によると、ジョーさんと男は1月から技能実習生として同社で働き始めたという。同社は同市富田一色町に本店事務所があり、ジョーさんと男は事務所で寝泊まりし、食事だけは同市東富田町の食堂で取っていた。建物は1階が倉庫、2階が食堂になっている。

同日朝、2人が出勤しなかったため、上司が食堂まで探しに行き、遺体を発見。連絡をもらった社長が「ミャンマー人同士のけんかで一方が刺されたと聞いた」と一一〇番した。

現場は近鉄富田駅から南東に約1キロの住宅街。近くに住む女性は「朝からパトカーが道を封鎖していて何事かと思った。最初は事故かと思ったが殺人事件と聞き、びっくりしている」と話した。