伊勢市 地震想定し図上訓練 情報発信のあり方確認 三重

【図上訓練に参加する伊勢市職員ら=伊勢市防災センターで】

【伊勢】三重県伊勢市は17日、南海トラフを震源とする地震発生を想定した図上訓練を開き、鈴木健一市長を災害対策本部長に市職員約150人が災害発生後の各事項に対する調整能力向上や模擬会見に伴う情報発信のあり方などを確認した。

災害発生に伴う危機管理能力向上を目的に平成27年度から毎年実施。今年度は2回目の開催で、7月に開いた第1回訓練では、五十鈴川破堤に伴う風水害を想定して対応に臨んだ。

今回は、和歌山県沖を震源にマグニチュード9・0、伊勢市の最大震度6強の震災が発生した想定で訓練。午前中は市役所や各支所庁舎への参集や消防計画に伴う避難誘導、本庁舎から防災センターまで約2キロを歩いて問題点を探る移動訓練などを実施した。

午後からは震災発生から1週間が経過した想定で、被害情報の収集と伝達、対応について協議する図上訓練を実施。また報道各社を交えた模擬会見も実施し、被害や避難状況に関する情報発信の仕方や、記者の質問への対応を確認した。

鈴木市長は「南海トラフを想定した訓練は初めて。初動体制や1週間のタイムライン対策を通じて気付けなかったことに気付き、課題解決につなげるための取り組みを続けて有事に備えたい」と話していた。