三重県議会 五輪機運、国体に継承へ 提案説明で知事 新年度予算など提出

【本会議の提案説明に立つ鈴木知事=三重県庁で】

三重県は17日の県議会2月定例月会議本会議に、一般会計を約7406億5800万円とする令和2年度当初予算案など71議案を提出した。鈴木英敬知事は提案説明で、東京五輪・パラリンピックの盛り上がりを令和3年の三重とこわか国体・三重とこわか大会(全国障害者スポーツ大会)につなげる考えを示した。当初予算案は3月19日の本会議で採決される。

鈴木知事は「令和2年度は東京五輪が開催され、県民にさまざまな形で参画してもらう絶好の機会」と強調。「聖火リレーやホストタウンをはじめとする取り組みを通じて盛り上がった熱気を三重とこわか国体・三重とこわか大会に継承し、準備を進める」と述べた。

県庁の組織運営については「県民サービスの向上につながるよう、生産性の向上と正確性の確保を両立するスマート自治体に向けた取り組みを進める」とした上で「先端技術の活用や人材の育成、ペーパーレス化の推進などに取り組む」と述べた。

また、感染が拡大する新型コロナウイルスにも触れ「県内で確認された新型肺炎の患者については、必要な検査を行った結果、退院が可能な状況となった」と説明。「消毒薬やマスクなどを確保し、県内経済への影響を注視しつつ、必要な対策を講じる」と述べた。

令和2年度一般会計当初予算案は、知事選後の実質的な当初予算となった令和元年度6月補正後と比べて約170億5千万円(2・4%)の増加。財源不足を補うため、将来的な借金の返済に備える県債管理基金への積み立てを一部見送った。

提出議案はほかに、約168億9200万円を追加する令和元年度一般会計2月補正予算案や、水産業の活性化を図る「県水産業及び漁村の振興に関する条例案」など。裸の画像などを要求しただけで罰金刑を科す、県青少年健全育成条例の改正案も提出した。