尾鷲のNPO「天満浦百人会」に優秀賞 地域再生大賞、地域おこし30年

【地域再生大賞の優秀賞を受賞した天満浦百人会のメンバー=尾鷲市天満浦の天満荘で】

【尾鷲】地域活性化に取り組む団体を紹介しようと、地方紙46紙と共同通信が主催する「地域再生大賞」の優秀賞に、30年以上、地域おこしに取り組む三重県尾鷲市のNPO法人「天満浦百人会」が選ばれた。

百人会は、同市天満浦の古民家「天満荘」を拠点に活動する町おこしグループ。現在は同地区の60―70代を中心に17人のメンバーで活動している。

天満荘は、築95年の古民家。高台にあり、長年、中部電力の保養所として使われていた。取り壊しの話しが出た際、「地域の防災拠点として、天満荘を残したい」と、平成21年に百人会が買い取った。

天満荘ではカフェを運営するほか、大漁旗やひな人形の展示会などさまざまな催しが開かれている。29年には三重大(津市)の「東紀州サテライト」として東紀州産業振興学舎に認定され、専門家を招いた講演会を実施するなど、教授や学生の同地域での活動拠点となっている。

同大賞の選考委員は「補助金に頼らず、大学などの多様な組織と多くの人たちを巻き込み、地域になくてはならない組織となっている」と講評した。

今月7日に東京都内で表彰式があり、松井まつみ理事長(79)ら4人が出席した。松井理事長は「長い活動が認められた。多くの支援があったので、これだけ長く続けてこられた」と感謝し、「ここからが新たなスタートだと思い、地域に恩返ししたい」と意欲を語った。