鈴鹿市・新年度当初予算案 一般会計645億円 過去最大規模に 三重

【新年度予算案について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市は12日、令和2年度当初予算案を発表した。一般会計は645億円で前年度比1・8%増、当初予算としては過去最大規模となった。

末松則子市長は「後期総合計画がスタートする節目の年。計画を着実に実施するための予算として編成した」と述べた。

歳入は市税が個人市民税や固定資産税の増収などで1・2%増の291億548万円。財政調整基金から25億円、地方債減債基金から4億3千万円を計上する。財政調整基金の令和元年度末残高見込みは30億3091万円。

市債の借入額は28・9%減の36億1140万円。令和2年度末の借入残高は471億8227万円。

ふるさと納税「すずか応援寄付金」は1億8490万円を25事業で活用する。

歳出は会計年度任用職員制度の導入に伴う人件費の増加や幼児教育・保育の無償化などで義務的経費が7・6%増の349億7520万円。

清掃センター改修対策事業の減少と市立体育館大規模改修事業の終了で普通建設事業費は25・0%減の55億2177万円。公債費は市債発行の抑制や繰り上げ償還などで2・6%減の38億8232万円。

天名地区公共施設一体整備事業は2億1309万円を計上。令和5年度の供用開始を予定している。

保育料について第一子の年齢制限を廃止し、第二子半額、第三子以降を無償にする経費として38億3389万円を充てる。現在は第一子が卒園すると、第二子が第一子扱いとなる。

桜島小、神戸小学校のトイレ洋式化、乾式化の改修工事費として1億5207万8千円。

地域主体の新たな交通システムの構築に向けた実証実験に750万円を充てる。

8月20日に開催する「鈴鹿モータースポーツフェスティバル」などの開催経費にとして5157万6千円。

小中学校や教育委員会事務局などで利用するための教育情報ネットワークなどの構築で5億557万5千円。

他の主な事業は次の通り。

私立保育所で通訳や清掃業務など周辺業務をする人の配置を支援=829万2千円▽西条保育所で病後児保育=20万円▽引きこもりや8050問題など福祉に係る制度の狭間問題などに対応する包括的な支援体制の整備=699万8千円▽就労経験の乏しい社会的孤立者などに対する生活習慣の改善や社会参加に必要な能力形成の支援=98万8千円▽骨髄や末梢血管細胞の提供者と提供者が勤務する事務所への助成=35万円▽食品ロス削減のための啓発=95万6千円▽市地域公共交通総合連携計画に代わる市の交通政策のあり方を記した法定計画策定=1千万円▽近鉄平田町駅構内の多機能トイレ新設や構内点字ブロック整備などバリアフリー化にかかる整備補助=384万円▽大規模盛り土造成地について国が実施した第一次スクリーニングの結果を基に地震時の安定性を確認し公表=711万5千円▽地域農業の担い手の育成や先進的農業の確立支援=2500万円▽市役所の事務で効率化を図るシステム導入効果検証=497万4千円