「ワンチーム」で文化財守れ 亀山消防、関宿で訓練 三重

【地元住民が見守る中実施した「消防訓練」=亀山市関町中町の「関の山車会館」で】

【亀山】三重県の亀山市消防本部(平松敏幸消防長)は8日、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている「関宿」街道沿いの「関の山車会館」(関町中町)で、消防訓練を実施した。同本部職員や地元消防団員、関町中町四、五、六番町自治会員ら計90人が参加した。

訓練は、同市の貴重な文化的財産「関宿」を火災や災害から保護するため、同本部と消防団、地域住民の連携の確認と防火意識の向上が目的。

この日は、同館内から出火を想定。ポンプ車など消防車両3台が現場に駆け付け、模擬放水や人形を使った要救助者の救出。消火栓の取り扱い説明会もあった。

同町六番町自治会の中島孝会長は「民家が密接している地区なので、火災が発生したら軒並み延焼する恐れがある。住民一人一人が火災への意識を高めることが大切」と話していた。平松消防長は「地元自治会や消防団、消防職員がお互いに手を結び「ワンチーム」となり、伝建地区を守らなければならない。一人一人の意識で火災は防げる」と講評した。