590万円だまし取る 別の詐欺グループで犯行か 容疑の兄弟ら3人再逮捕 三重

トラブルの回避名目で金をだまし取ったなどとして、三重県警捜査二課などは6日、犯罪による収益の移転防止に関する法律違反などの疑いで、東京都港区三田四丁目、会社員山元聖作容疑者(55)ら3人を再逮捕し、愛媛県宇和島市夏目町二丁目、塗装業男(37)を逮捕した。

他に再逮捕されたのは、山元容疑者の弟で、同居の会社役員山元聖三(48)と、愛媛県松山市中村三丁目、会社員大西祐明(43)の両容疑者。聖三容疑者と大西容疑者は元からの知人、塗装業男は大西容疑者の雇用主という。

山元兄弟と大西容疑者はキャッシュカードをだまし取り、金を引き出す詐欺・窃盗事件で既に逮捕、起訴されている。県警は今回の事件について、山元兄弟が主犯格となって行ったこれまでの事件とは「かけ子」が違うことなどから、別のグループによる犯行として詳細を調べている。

山元兄弟の逮捕容疑は昨年4月ごろ、塗装業男から第三者の通帳とキャッシュカードを有償で譲り受けた疑い。

兄弟は詐欺グループの氏名不詳者らと共謀し、昨年6月19日から7月10日までの間、トラブルの回避名目でだました佐賀県武雄市の30代男性会社員に同市内の金融機関の現金自動預払機(ATM)から複数回にわたって現金計約590万円を塗装業男から買い取った口座など計2口座に振り込ませた疑い。

さらに、兄弟は詐欺グループの氏名不詳者らと共謀し、昨年7月9日、都内のATMで男性からだまし取った現金の一部80万円を引き出し、盗んだ疑い。

大西容疑者と塗装業男の逮捕容疑は昨年4月ごろ、詐欺に使われることを知りながら聖三容疑者に通帳とキャッシュカードを有償で譲り渡したほか、詐欺グループの犯行を幇助した疑い。県警は4人の認否を明らかにしていない。

これまでの事件で山元兄弟宅から押収した通帳から今回の詐欺事件が発覚。判明しているだけで、被害者は栃木、茨城、神奈川、大阪、佐賀の5府県6人。被害総額は1850万円に上るという。