伊勢 「あさま小菜」が出荷最盛期 漬物に加工して販売 三重

【伝統野菜のあさま小菜を収穫する東原さん=伊勢市一宇田町で】

【伊勢】三重県伊勢市の伝統野菜「あさま小菜(こな)」の出荷が、最盛期を迎えている。

あさま小菜はアブラナ科の一種で、漬け物に加工されるのがほとんど。浅漬けにすると、青菜の風味としゃきしゃきとした食感が楽しめ、この時季だけの郷土食として親しまれている。古くから、市内で寒冷な朝熊山の麓の四郷地区で栽培されてきたが、年々生産は減少。現在は、朝熊町、一宇田町、楠部町の農家13軒が栽培している。

約50年栽培を続ける同市一宇田の東原喜美代さん(77)の畑では、収穫作業が大詰めを迎えた。暖冬の影響で、例年より生育が早いという。東原さんは、30センチほどに育った小菜を鎌で刈り取り「生育は早かったけど、味と風味はいいです。おひたしにしてもおいしいですよ」と話していた。

出荷は今月中旬まで続き、漬け物に加工して市内のスーパーなどで販売される。