新型ウイルス 三重県、企業売り上げ減少に対応 中小融資の要件緩和

鈴木英敬三重県知事は5日の定例記者会見で、新型コロナウイルスの感染拡大で県内企業への影響が懸念されるため、県中小企業融資制度の一部を同日付で改正したと発表した。新型ウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ場合に限り、融資の対象要件を緩和した。

県には、取引先の倒産や災害の発生などで資金繰りが悪化した中小企業に融資する制度がある。最近3カ月の売り上げが過去3年間のいずれかの同時期と比べて3%以上減少している企業を対象としている。

制度改正により、新型ウイルスの影響で売り上げが減少している場合は、最近1カ月の売り上げが3%以上減少し、今後2カ月を含む3カ月の平均も3%以上減少が見込まれる中小企業を融資対象に加えた。

融資の限度額は5千万円で、期間は7年以内。融資利率は各金融機関が定める。保証料率は0・45―1・50%。融資の申し込みは県内に本支店のある30の金融機関で、10日から受け付ける。

鈴木知事は「中小企業向けの経営相談窓口で引き続ききめ細かな対応をするとともに、今回の制度改正で事業者の経営上の不安を取り除き、安心して事業に取り組んでもらえるよう応急の支援をする」と述べた。