亀山市 高齢者タクシー料金、助成継続を 市民団体が市に陳情 三重

【櫻井市長(右手前)に陳情書と4174人の署名を手渡す林会長=亀山市役所で】

【亀山】三重県亀山市の市民団体「亀山社会保障推進協議会」の林友信会長(79)ら9人は3日、同市役所を訪れ、本年度末で終了を予定している『高齢者タクシー料金助成制度」の継続を求める陳情書と4174人の署名も合わせて、林会長が櫻井義之市長に手渡した。

陳情書には、高齢者の引きこもりや病気、介護予防に大きな役割を果たしている▽居住する交通手段の乏しい高齢者にとって、生活上必要な制度であり、令和2年度以降も継続を求める―以上2点を明記。

林会長は「市は、同制度に変わる新たな『乗合タクシー制度』を平成30年10月から運行を開始しているが、利用時間や事前予約、停留所から特定目的地までしか乗車できないなど利用者にとって不便」と述べ、「自宅から目的地まで乗車できる利便性のよい『タクシー制度』を福祉の制度として継続してほしい」と要望した。

櫻井市長は「おあずかりします。全面的に終了するのではなく、障害者など一部の高齢者は利用できることとしている。さらに利用できる対象者を今後検討する」と理解を求めた。

高齢者タクシー料金制度は、平成22年度から施行。満75歳以上の市民を対象に年間1万円のタクシー券を配布。1回の乗車で2千円が使用できる。

乗合タクシー制度は、満65歳以上で75歳未満の四輪運転免許証のない人▽満75歳以上ーなど4項目の条件を満たした人で、市内各地の停留所と公共施設など特定目的地を経路として利用。乗車料金は市内を3ゾーンに区分し、単独乗車の場合は走行距離に関わらず1ゾーン500円の負担となる。利用時間は午前9時半ー午後3時半。事前予約が必須。