桑名 山口組ナンバー2宅に銃弾 三重県警、70歳ぐらいの男逮捕

【銃弾の跡を調べる県警の捜査員=桑名市長島町福吉で】

【桑名】2日午後1時半ごろ、三重県桑名市長島町福吉、特定抗争指定暴力団山口組のナンバー2・高山清司若頭宅に銃弾数発が撃ち込まれた。けが人はいなかった。県警は近くにいた70歳くらいの男を銃刀法違反(所持)の疑いで、現行犯逮捕した。特定抗争指定暴力団神戸山口組との抗争事件の可能性もあるとみて、男の身元の確認を急いでいる。

県警によると、逮捕されたのは住所不定、自称無職の「谷口」を名乗る男。男は路上から正面出入口の門に発砲したという。警戒中の警察官が発砲音に気付き、走って逃走した男を取り押さえた。所持していたかばんから回転弾倉式の拳銃一丁が見つかり、男は調べに対し「3、4発撃った」と容疑を認めている。

捜査員が高山若頭宅を調べたところ、門に複数の銃弾が撃ち込まれた跡が見つかったという。当時、高山若頭は不在だった。

山口組を巡っては、昨年4月以降、神戸山口組との対立抗争とみられる事件が相次いだことから、先月には三重を含む6府県の公安委員会が暴力団対策法に基づく「特定抗争指定暴力団」に両組織を指定。桑名市は活動が厳しく制限される「警戒区域」で県警の捜査員が巡回中だった。

現場は県内有数の観光施設「ナガシマスパーランド」から北北西に約2・5キロの閑静な住宅街。近くに住む男性は「15年近く住んでいるがこんな事件は初めて。妻は『怖い』と言っていた」と話した。