
【尾鷲】尾鷲市北浦町の尾鷲神社の奇祭「ヤーヤ祭り」が1日午前0時、「扉開きの儀」で開幕した。神社の参道には市内の旧19町の男衆約350人が参列し、祭りの安全と成功を祈った。
加藤守朗宮司が本殿の扉を開け祝詞を奏上。祭りの当番町の「祷務とうむ町」の新町、野地新町、中井町の代表者らが玉串をささげた。
加藤宮司は「神様のご加護に感謝し、元気に思いっきり祭りを楽しんでもらいたい」と話した。
祭りは350年前から続くとされ「ヤーヤ」は合戦時に武士が発した「やーやー我こそは」が由来とされる。
呼び物の「ヤーヤ練り」は2日から4日まで毎夜、市内3カ所で行われ、白装束姿の男衆が「チョウサじゃ、チョウサじゃ」と声を上げ、ぶつかり合う。
最終日の5日は、道中手踊りと大名行列が神社まで練り歩く。