体験、宿泊の「漁村ホテル」始動 熊野で「プラトンホテル」

「プラトンホテル」(佐野貴信代表、三重県四日市市西新地)は、推進している「食材の上流にさかのぼるプロジェクト」の派生事業として「漁村ホテル」を進めるにあたり、まずは熊野市を拠点に四日市から県全域を回遊してもらえる仕組みを構築する。3日には、黒田美和専務らが河上敢二熊野市長を表敬訪問し、「漁村ホテル」プロジェクト始動の報告などを行う。

同社は昨年10月、熊野市二木島町に支店登記を完了。熊野市は県内でも自然に恵まれ、全国に誇れる歴史や史跡を数多く有する町で、同社が考える「漁村ホテル」は、「体験×宿泊」希望の若い家族層、特定の住居を持たずに移動しながら生活する「アドレスホッパー」を対象としたい構想があるため、県内外の若年層へ同市の魅力を発信して人口流入などを促進し、過疎化や少子高齢化などの課題解決につなげたいとしている。

同社は、今後の地域づくりは行政と企業が連携し、それぞれの役割と強みを生かし掛け合わせることで、そこに住む人々が誇りを持ち、より良い町づくりができると考えており、今後の展開が期待される。「食材の上流にさかのぼるプロジェクト」は、三重の食材を県内外の人に知ってもらい、生産者は販路を広げ、地産地消につなげることがテーマで発足し、同社のスタッフが定置網漁や農家の現場を体験して一次生産地への理解と食べ物の価値を呼び起こされたとして、派生事業などへの展開も検討するとしていた。