伊勢市のデータ分析、活性化策提案 字山田商業高で研究報告会 三重

【生徒の発表を聞く鈴木市長(左)=伊勢市の県立宇治山田商業高校で】

【伊勢】三重県伊勢市黒瀬町の県立宇治山田商業高校(廣島朗校長、595人)で30日、市のオープンデータを活用した地域活性化プランの研究報告会があり、鈴木健一市長が見守る中、情報処理科の生徒ら32人が取り組みを発表した。

同市では平成29年3月から、市が保有する人口や観光情勢などに関するデータを一般に公開。これを受けて同校では商業科目「ビジネス情報管理」の授業の一環で、データやそれに関する地域情報を分析し、地域活性化に向けた情報発信の方法を研究、発表している。過去には「ゴミ出しアプリ」など、発表の一部が市の事業として実用化されている事例もある。

この日は、3年生7グループと2年生1グループが取り組みの成果を持ち時間5分で発表。外国人向けに正しい伊勢神宮の参拝方法を伝えるウェブサイトや、バス利用拡大に向けた観光案内サイトなど、各自の視点による取り組みの成果や課題をプレゼンした。

防災についての意識調査を活用した班は、名古屋工学院専門学校と共同で必要な防災知識をクイズ形式で学習できるスマートフォン用アプリを開発。参加した臼田翔稀さん(18)は「どの層でも楽しめるよう難しい字を使わないよう工夫した。防災意識を高めるのに使ってほしい」と話した。

鈴木市長は「全体的にレイアウトがうまく、反省点もきちんと出している。期待以上の成果を強く感じた」と話していた。