「中小企業支援に全力」 三重中公会・新年例会で知事講演

【講演する鈴木知事=津市羽所町で】

日本政策金融公庫津支店の取引先が交流する「三重中公会」の新年例会が29日、三重県津市羽所町のホテルグリーンパーク津であった。鈴木英敬知事が経営者ら約90人を前に「三重県経済の今とこれから」と題して講演し、中小企業の支援に取り組む考えを示した。

鈴木知事は「マクロ経済データは良くなっている一方で、現場の課題はたくさんある」と指摘。「新年度当初予算では中小企業・小規模企業への分厚い支援を大きな柱とし、県中小企業・小規模企業振興条例を改正して支援に全力で取り組みたい」と述べた。

災害の発生に備えて企業に事業継続計画(BCP)の策定を促すため「BCPを作った企業が国の優遇措置を受けられるよう支援する」と説明。「経済団体の仕事が増えているので、商工会議所などの体制を充実するため支援を強化する」と述べた。

また、キャッシュレス決済の普及にも意欲を示し「普及率を伸ばすため国を上回る数値目標を設定した」と強調。「来年度はキャッシュレスをやったほうがもうかり、生産性が上がる事業をやりたい。中小企業のためのキャッシュレス決済をやっていく」と語った。

この日は、鈴木知事のほか、桑名市の広告制作会社「アサプリ」の松岡祐司社長も講演。中小企業基盤整備機構の三澤孝中部本部長が経営課題を解決するための専門家を派遣する施策を紹介した。懇親会もあり、経営者らが親睦を深めていた。