尾鷲の小学校に雨がっぱ寄贈 名古屋のメーカー、降水量日本一で 三重

【舟橋社長(中央後方)とかっぱを着た児童たち=尾鷲市向井の向井小学校で】

【尾鷲】三重県尾鷲市の小学生に雨がっぱを使ってもらおうと、かっぱメーカー「船橋」(名古屋市)が28日、かっぱ9着を市立向井小学校の児童たちに贈った。

気象庁によると、全国に153カ所ある気象台や測候所などで観測した結果、昨年の尾鷲市の降水量は4662ミリで全国最多だった。

同社は以前、漁師が愛用していた「オワセ合羽(かっぱ)」を製造していたことがあり、同市と縁があるという。舟橋昭彦社長(52)が、昨年の同市の降水量が日本一ということを知り、「雨の日に交通事故が多く、事故で悲しむ人をなくしたい」と知人の入浴施設「夢古道おわせ」(同市向井)の伊東将志支配人(46)にかっぱの寄贈を提案。入浴施設の近くにある向井小に寄贈することになった。

この日、向井小で贈呈式があり、舟橋社長が「雨の日にかっぱを着て事故に遭わないように気をつけてほしい」と呼び掛け、1―2年生9人に一つずつかっぱを手渡した。その後、児童たちはかっぱを試着した。

かっぱは蛍光イエローで、子どもがランドセルを背負っていても一人で着られるよう工夫されている。

2年黒竜太朗君(8つ)は「かっこいい。暗いところで光るから事故に遭わないと思う」と話した。