信号機のない横断歩道 8割の車両が止まらず 全国最下位 三重

三重県警は27日、昨年12月に県内36カ所で調査した信号機のない横断歩道での車の一時停止率を発表した。停止率が最高の横断歩道で49%、最低は5・5%、各地点の停止率の平均値は20・7%。日本自動車連盟(JAF)が昨年実施した調査の一時停止率は3・4%で全国最下位となり、対策の一環として県警独自の調査を行った。

調査は県内18署から2カ所ずつ選定。子どもの安全を守るため、いずれも小・中学校の通学路を選んだ。横断歩道上の人から見て右側の車が対象。私服警官が右を見るなどして渡る意思を示し、各地点で車が50台止まるまで調査を続けた。停車した50台を各地点の母数で割り、100を掛けた数が平均値。パトカーやタクシー、バスなどの緑ナンバーは対象外とした。

調査結果によると、最も多かったのは一時停止率10%以上20%未満が16カ所。次いで10%未満が8カ所。40%以上が7カ所▽20%以上30%未満が3カ所▽30%以上40%未満が2カ所となった。県警は今年以降も調査を継続するため、調査地点や個別の停止率は公表していない。

調査はJAFの調査方法に準じて実施。ただ、JAFの調査は調査地点が県内2カ所だった。県警の調査は調査地点の母数を増やした結果、停止率の平均値が上昇した格好だ。県警交通企画課の三國悦夫次長は「約8割の車が止まらなかった結果は重い。対策を検討し、取締と広報啓発を強化する」とコメントした。