伊勢・明倫小 児童ら力強く書初め 書家飯田さん即興で書、披露も 三重

【児童らの前で読み上げられた和歌を即興で作品に仕上げる飯田さん=伊勢市岡本一丁目の明倫小学校で】

【伊勢】三重県伊勢市岡本一丁目の明倫小学校で27日、6年生の書き初め大会があった。同校で3年の書写の授業を担当する同市の書家、飯田祥光さんが児童ら56人を前に、即興で和歌を仮名作品に仕上げる書道パフォーマンスを披露した。

同大会は毎年の恒例行事。例年は3―6年生が2学年ずつ体育館で行っていたが、今年は学年別に実施。飯田さんが一人一人違う言葉を書いたお手本を用意した。

パフォーマンスでは「春過ぎて夏来にけらし白妙の 衣干すてふ天の香具山」という和歌が読み上げられると、飯田さんが縦4・5メートル、横1・3メートルの和紙を使い、美しい連綿やかすれを織り交ぜながら作品に仕上げたほか、ティッシュペーパーにも即興で和歌を書き、児童らを驚かせた。

同大会ではそれぞれの課題を画仙紙に練習し、飯田さんと4人の弟子が指導。児童らは真剣な表情で「五十鈴川」「温故知新」「有言実行」などと力強く書き上げた。

6年B組の勢力麻央さん(12)は「飯田先生の書くところを間近で見られてよかった。書き初めをすると自分なりに成長できると思う」、飯田さんは「欠点を見付けて次に生かすということを書を通して知ってもらえれば」と話していた。