広島県知事、三重県児相を訪問 虐待保護AIシステム体験

【高岡研究員(中央)から説明を受ける湯﨑知事(左)と鈴木知事=津市一身田大古曽で】

広島県の湯﨑英彦知事が27日、2日間の日程で三重県に来県し、津市一身田大古曽の県児童相談センターや県内の企業を訪問した。28日は伊賀市内を視察した後、鈴木英敬知事と懇談する。

両知事は共通課題の解決策を探るため、平成25年度から懇談する機会を設けている。今回は、広島県が大きな被害を受けた平成30年7月豪雨を踏まえた防災対策や児童虐待の防止をテーマに協議する。

県児童相談センターでは、両知事が児童虐待の一時保護などで人工知能(AI)を活用するシステムを体験。開発した産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の高岡昂太研究員から説明を受けた後、タブレット端末に架空の虐待事例を入力して算出結果を確認した。

湯﨑知事は「入力したものはそのままケースファイルになっていくのか、別で(報告書を)作るのか」と質問。高岡研究員は「印刷してとじることができる」と述べ、入力したものが報告書になると説明した。

鈴木知事は「職員からは一気に情報を共有できるので業務の効率化につながっているという評判がある」と紹介。湯﨑知事は「児相は結構な業務量を報告書の作成に割いているので、省力化になる」と述べた。

このほか、女性の登用が進む職場として井村屋グループ(津市)を視察し、浅田剛夫会長や中島伸子社長と意見交換。農業で最新技術を活用する「スマート農業」に取り組むうれし野アグリ(松阪市)も訪れた。