玉城町に交流カフェ開業 文化財「玄甲舎」をPR 三重

【テープカットをしてオープンを祝う遠藤代表(中央)と関係者ら=玉城町佐田の「七十二候」で】

【度会郡】玉城町佐田の町指定文化財「玄甲舎」に隣接する集客交流施設「cafe&space 七十二候(しちじゅうにこう)」のオープニングセレモニーが24日、同所であった。施設を運営する名古屋市の広告会社「アド・ライブ」の遠藤隆一郎代表(48)や辻村修一町長ら関係者約30人が出席。テープカットをしてオープンを祝った。

玄甲舎は、田丸城主久野丹波守の家老で茶人の金森得水により、設計・建築された江戸時代後期の茶室兼居宅。町や玄甲舎をPRし、新たな交流の場となる同施設建設のため、町は運営事業者を選ぶビジネスコンテストを実施。最優秀賞を受賞したアド・ライブと協働で準備を進めてきた。

施設名の七十二候は旧暦の365日の季節を表わしていて、店舗は季節感が味わえるカフェスタイル。面積は約百平方メートル、平屋建て。

メニューには町産の旬の果物や野菜を使用し、焼きたてのクロワッサンサンド、玉城豚を使ったカレーや土日限定のカツサンドなどのほか、週末にはクラフトビールを提供。学生の勉強スペースやワークショップ、マルシェの開催などにも活用でき、玄甲舎を絡めたイベントも行う予定という。

遠藤代表は「伊勢神宮の帰りに寄ってもらうのではなく、ここの帰りに伊勢神宮に寄ってもらえるように心を込めて施設を育てていきたい」とあいさつ。辻村町長は「施設と一緒に文化財も見てもらい、町の活性化を図りたい」と述べた。

営業時間は平日・日曜日は午前10時―午後7時(金土と祝日前日は午後10時まで)。火曜日定休。問い合わせは同施設=電話0569(72)8172=へ。