志摩市 市初の認定ジビエ加工施設 来月2日オープン 三重

【2月にオープンするジビエの加工施設の内装=志摩市大王町で(同市提供)】

【志摩】三重県の竹内千尋志摩市長は24日の定例記者会見で、獣害対策の一環として同市大王町波切に同市内では初となる認定ジビエ加工施設「ジビエ大王」を開設すると発表した。来月2日にオープンに合わせたお披露目式がある。

同市では大王地区を中心にイノシシによる獣害が課題となっており、平成30年度は農作物にして約2400万円の被害が発生した。同年度のイノシシ捕獲数は1668頭だったが、今年度は既に1700頭を超える勢いという。

従来は捕獲したイノシシの多くが自家消費か焼却処分されていたが、今後は施設を活用してジビエ食材としての流通を目指す。加えてジビエとして活用させる場合は、一頭当たり8千円の捕獲報奨金に千円を上乗せすることで捕獲の拡大を図るとしている。

施設は木造平屋建て約10平方メートルで、解体台や冷蔵庫、流しなどを配備。同町の猟友会(田畑博代表)が管理し、持ち込まれた鳥獣を解体、加工して併設した販売所での販売を予定している。工費約200万円のうち、半額を市が「同市鳥獣害に強い地域づくり支援事業補助金」として補助した。

同市が認定するジビエ加工施設は、志摩市内では今回が初めてだが、伊勢市内にある施設を含めると2軒目。竹内市長は「志摩市のドングリの木が多い森で育ったイノシシは味も良く高級食材としても期待できる。地域資源として有効活用を図りたい」と話していた。