自立ロボスーツで「歩けた」 パラ競泳、英代表 鈴鹿医科大内ケアセンター訪問 三重

【下肢用のロボットを装着し「事故以来初めて歩いた」と喜ぶヘクト選手=鈴鹿市南玉垣町の鈴鹿ロボケアセンターで】

【鈴鹿】東京パラリンピック競泳に向けて、三重県鈴鹿市の県営スポーツガーデンで7日から事前キャンプを実施している英国代表チームが22日、同市南玉垣町の鈴鹿医療科学大学白子キャンパス内にある鈴鹿ロボケアセンターを訪問。自立支援用ロボットスーツの装着体験や学生と交流した。23日まで。

この日は選手10人、スタッフ3人が参加。豊田長康学長は「英国パラスイミングチームが鈴鹿医療科学大学を訪れたことを非常にうれしく思う」と選手らの訪問を歓迎。

マイケル・ジョーンズ選手(25)が代表で「2週間前から楽しみにしていた」とあいさつした。

ロボットスーツは腰に装着し体幹を引き起こすタイプ、下肢に装着し歩行サポートするタイプ、関節に装着し動作をサポートするタイプの3種類を準備。学生12人が3班に分かれ、選手のロボットスーツ装着を補助した。

下肢タイプを装着したスザンナ・ヘクト選手(31)は、昨年の世界パラ水泳選手権大会50メートル自由形で銀メダル獲得の実績を持つ。7年前に乗馬事故が原因で、車いす生活を送る。リハビリで水泳を始めたことが、選手になるきっかけになったという。

下肢にロボットスーツを装着すると、歩行器を支えにしながら、最初はぎこちない動きだったがみるみる上達し、約10メートルを数往復した。「事故以来初めて歩いた。初めての体験に感謝している。ずっと歩きたかった。イギリスまで歩きたい気持ち」と喜んだ。

23日は選手9人が訪問予定。