鳥羽 海女小屋の接客体験 海女ら所得向上へ勉強会 三重

【ふるまいを受ける立場で海女小屋を体験する現役の海女ら=鳥羽市のはちまんかまどで】

【鳥羽】三重県の鳥羽市観光協会は21日、同市相差町の海女小屋「はちまんかまど」で海女の所得向上に向けた勉強会を開き、同市内の海女11人が参加した。

「海女の所得向上のための観光連携モデル構築事業」として県から事業委託を受けた取り組みの一環。海女の活動の場を増やし、所得向上を図ることで、後継者不足の解決や海女文化の発信につなげるのが狙い。

同観光協会では、観光業との連携を希望する海女を文化や漁獲物に関する「語り部」として名簿登録し、市内宿泊施設や飲食店からの要望に応じて橋渡しすることで、海女の所得拡大を目指す。昨年10月に同市内で活動する海女約350人を対象に実施したアンケートでは、35人が連携を希望すると回答した。

勉強会では、既に海女小屋として観光と一体化した活動を展開しているはちまんかまどで接客を受けたり、同小屋を経営する野村一弘社長の講演を聴講したりした。相差町から参加した亀川和代さん(65)は「いくつになっても地元で働く場をつくってもらえることはありがたい」と話した。

野村社長は「門戸が広がることで相乗効果も広がる。サイドビジネスとして収入を得てもらい、海女が女性の自立した職業として認知してもらえるきっかけとなれば」と話していた。