伊勢 本尊「千手観音菩薩」 太江寺で特別拝観 三重

【特別公開されている本尊の千手観世音菩薩=伊勢市二見町江の太江寺で】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の太江寺では、本尊の「千手観世音菩薩」を今月から特別公開している。国の重要文化財。本堂にまつられ、普段は年に数回開帳されるが、12年に一度、子(ね)年は一年を通じて拝観できる機会となる。

寺は約1300年前、伊勢神宮参拝に訪れた僧の行基が建立したとされ、健康長寿や病気平癒、厄除けのご利益があるとされる。本尊の千手観世音菩薩は榧(かや)材の寄木造りで、高さ176センチ。鎌倉時代のものとされ、42の手があり、頭にはご神体観音像が納められているという。

拝観は、12月31日までの午前9時―午後4時(要予約)。拝観料は500円。永田密山住職(62)による法話(本尊や神仏習合の歴史解説)もある。江戸時代の版木で刷った特別札も授与される。側面からの拝観は随時受け付け。

永田住職は「12年に一度の機会。観音様の慈悲の相を心に刻み、幸せな日々を送ってほしい」と話している。

問い合わせは同寺=電話090(3382)7425=へ。