ロートがスマート工場増設 伊賀市や三重県と立地協定

【立地協定書に署名した(左から)鈴木知事、山田会長、岡本市長=三重県庁で】

ロート製薬(本社・大阪市)は21日、同社主力工場の上野テクノセンター(三重県伊賀市)に90億円を投資して新工場を増設するに当たって、伊賀市や県と立地協定を締結した。スキンケア商品の需要拡大に対応するのが目的。11月に着工し、令和4年9月に操業を開始する予定。

倉庫のあるエリア約2万7千平方メートルのうち半分を確保し、新工場を建設する。鉄骨4階建てで延べ床面積は1万9600平方メートル。スキンケア商品を中心に年間約4千万個の生産を見込む。

新工場では、AI(人工知能)やディープラーニング(深層学習)を活用して工場の生産性や安全性の向上を図る「スマート工場」を目指す。県の企業投資促進制度の対象となり、5億円の補助金が交付される見込み。

立地協定書の締結式が県庁であり、山田邦雄会長が「製品の大半を伊賀市で生産している。スキンケア商品が順調に伸びているため、引き続き伊賀市でお世話になりながら生産を進めたい」と述べた。

岡本栄市長は「地域の雇用拡大や経済の底上げに貢献していただいている。若者が新工場を誇りに思うだろう」と感謝。立会人の鈴木英敬知事は「スマート工場が県内に広がる場所になってほしい」と語った。

新工場は上野テクノセンターで3棟目の生産工場。同社は平成11年にセンターでの操業を開始し、目薬やスキンケア商品を製造。新工場を含むセンター全体の延べ床面積は10万4500平方メートルとなる。