紀北町 アオサノリ、昨年の半分 成長遅れ「暖冬原因か」 三重

【収穫したアオサノリ=紀北町矢口浦で】

【北牟婁郡】養殖アオサノリの収穫が、三重県紀北町矢口浦で最盛期を迎えている。

同所では7業者がアオサノリを生産しており、昨年より半分の計約10トンの収穫を見込んでいる。収穫したアオサノリは松阪市の県漁連のり流通センターに出荷する。

西村友一さん(40)は260枚の網を設置し、例年通り昨年9月に種を付けた。アオサノリは船に設置した機械で摘み取り、汚れを取り除くため塩洗いした後、さらに水洗いする。乾燥後は蒸気を当てて柔らかくし、箱に詰める。

西村さんは「成長が遅れているため葉先が短いが、色と香りは高品質」と話していた。

県漁連によると、アオサノリの成長が遅れているため、初競りが17日から31日に延びたという。担当者は「はっきりとした原因は分からないが、暖冬の影響や水温が高いことが理由として考えられる」としている。

三重県は長年にわたりアオサノリの生産量日本一で国内全体の6割以上を占める。平成28年度は527トン、29年度は403トン、30年度は378トンだった。