津 児童らに水の大切さを 三重大生がクイズで授業

【児童らに授業をする三重大生ら=津市納所町で】

【津】三重大生物資源学部の学生らが20日、三重県津市納所町の市立安東小で「農業用水」をテーマにした出前授業をした。4年生の児童ら32人に、クイズや寸劇を通じて水の大切さなどを伝えた。

農業用水の役割などを知ってもらおうと、中勢用水土地改良区(水土里ネット中勢)が初めて実施。同学部の岡島賢治准教授(農業土木学)に企画を依頼し、安濃川流域の同校を実施先に選んだ。

この日、同学部共生環境学科の学生ら5人が「一年で一番雨が降る県は」「ダムは何のためにあるのか」といった選択式のクイズを出題。児童らは班ごとに回答し、正解が発表されると歓声を上げていた。

「水利権」を人に見立てた寸劇も披露した。「水利権」を演じる学生が、農業をする住民や流域の企業などに川の水を分け与え、やせ細っていくストーリー。寸劇の後は児童らに解決策を考えるよう促した。

クイズで司会を務めた3年の朝倉健介さん(21)は授業後の取材に「子どもたちが楽しそうで良かった。難しい言葉を避けるなど、分かりやすい伝え方を考えるきっかけになった」と話していた。

水土里ネット中勢の担当者は「初めての取り組みだったが、子どもたちには楽しみながら川の水が果たす役割を知ってもらえたと思う。今後も継続的に実施していけるよう検討したい」と話していた。